ロシアのプーチン大統領は一方的にウクライナ各地へロシア軍を侵入させて攻撃を開始しました。
一般市民多数が死傷し、すでに150万人を超える方々が国外に難民として脱出しており、この状態が続けば数百万人に達するとも言われています。学校やアパートなどの民間施設だけでなくザポロジエ原子力発電所へも砲撃占拠しました。原子炉が破壊されればチェルノブイリ原発事故の十倍の放射線が拡散すると言われています。
想定どおりにいかない戦況に焦りを抱いたプーチン大統領は戦術核兵器の使用を視野に入れており、唯一の戦争核兵器被爆国の日本国民としては核兵器の使用はもとより脅しに使うことも絶対に許すわけにはいきません。核兵器使用は多くの罪のない人々を殺傷するだけでなくその後に拡散される放射性物質は長年にわたり放射線内部被ばく者を増やし、特に子どもへの影響は計り知れないものがあります。
私たち労働者協同組合きょうどう歯科は発足当初から患者さんの歯科医療を受ける権利を守るだけでなく、戦争のない平和な社会づくりに貢献したいと宣言し、子どもを放射線被害から守るため脱落乳歯を保存する運動と無料で乳歯に取り込まれているストロンチウムの計測、国会内学習会開催、マスコミへの訴えにも取り組んできました。
戦争により自分たちの主張を押し通そうとするプーチン大統領に対し断固抗議します。ロシア軍は直ちに軍事行動を中止し、ウクライナから撤退すべきです。私たちはいかなる戦争にも反対します。
2022年3月5日
労働者協同組合きょうどう歯科 理事会
理事長 藤野 健正