わたしたちはロシアによるウクライナ侵攻に抗議します。
ロシアのプーチン大統領は一方的にウクライナ各地へロシア軍を侵入させて攻撃を開始しました。
一般市民多数が死傷し、すでに150万人を超える方々が国外に難民として脱出しており、この状態が続けば数百万人に達するとも言われています。学校やアパートなどの民間施設だけでなくザポロジエ原子力発電所へも砲撃占拠しました。原子炉が破壊されればチェルノブイリ原発事故の十倍の放射線が拡散すると言われています。
想定どおりにいかない戦況に焦りを抱いたプーチン大統領は戦術核兵器の使用を視野に入れており、唯一の戦争核兵器被爆国の日本国民としては核兵器の使用はもとより脅しに使うことも絶対に許すわけにはいきません。核兵器使用は多くの罪のない人々を殺傷するだけでなくその後に拡散される放射性物質は長年にわたり放射線内部被ばく者を増やし、特に子どもへの影響は計り知れないものがあります。
私たち労働者協同組合きょうどう歯科は発足当初から患者さんの歯科医療を受ける権利を守るだけでなく、戦争のない平和な社会づくりに貢献したいと宣言し、子どもを放射線被害から守るため脱落乳歯を保存する運動と無料で乳歯に取り込まれているストロンチウムの計測、国会内学習会開催、マスコミへの訴えにも取り組んできました。
戦争により自分たちの主張を押し通そうとするプーチン大統領に対し断固抗議します。ロシア軍は直ちに軍事行動を中止し、ウクライナから撤退すべきです。私たちはいかなる戦争にも反対します。
2022年3月5日
労働者協同組合きょうどう歯科 理事会
理事長 藤野 健正
「きょうどう」は開設10年を迎えました!
「きょうどう」は開設10年を迎えました!
2020年4月、労働者協同組合きょうどう歯科は、代々木の地に「きょうどう歯科」を開設してちょうど10年を迎えました。この10年間、私たちを支えていただいた患者さん、地域のみなさん、関係者の方々に厚くお礼を申し上げます。また、共に力を合わせ奮闘してきた職員、スタッフにも感謝したいと思います。
この間、千葉県松戸市、船橋市、埼玉県越谷市にも新しい歯科を開設し、地域のみなさんの歯科医療要求に応えられるよう努力を重ねてきました。また、患者さんや地域の方々と、「きょうどうの会」を結成し、東日本大震災の復興支援や原発事故被曝への取り組みなど社会に向けた活動も行ってきました。
本来であれば開設10周年をみなさんとともに喜び合う企画を準備するはずでしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大の中でそれも叶いません。しかしながら、私たちはこのコロナ禍により、大きく変わりつつある社会のあり方、生活のあり方について、歯科医療を通して、社会保障を充実させ、いのちと健康、くらしを守る活動を強めていきたいと思います。
2020年4月1日
労働者協同組合きょうどう歯科 理事会
みなさんに訴えます
みなさまにおかれましてはコロナ禍の影響が続く中で大変な、不安な思いをされていることと、きょうどう歯科一同、お見舞い申し上げます。
スペイン風邪、エイズに続き、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の大流行(パンデミック)は第3次ウイルス世界大戦とも言えるものです。世界中の人々が国境を超え連帯して戦わなくてはならない共通の敵です。戦うべき相手は人ではなく、ウイルスであると強く訴えます。このウイルスは昨年11月中国武漢市より発しました。世界中に瞬く間に拡大し、WHOがパンデミックを宣言しました。新型であるため特効薬がないなかで、感染力が強く、感染様式も飛沫感染を中心に多様で、かつ急性肺炎を伴い重篤化することがあるため、高齢者を中心に死亡率も高いという特徴があります。現在取れる最良の対応は、一人ひとりが接触を避けることにつきます。
一方、感染しても80%の方は発症しないといわれています。しかし、20%の方が肺炎を発症し、特に高齢者、がん、糖尿病、心臓病、高血圧症等、基礎疾患をお持ちの方は重症肺炎になりやすく命を落とすことが多いと言われています。感染しても発症しないのは、健康で免疫力が高い方です。歯科分野から言えることは、口腔内の歯周病菌を極力減らすこと、具体的には健康な歯肉を保つことにつきます。歯周病菌が肺炎球菌とともに肺炎を悪化させることは確認されています。口腔内の細菌を減らすことでウイルス性の肺炎と細菌性の肺炎のダブルパンチを防ぐことにもなると言えます。
この時期の歯科受診はとても心配だと思いますが、きょうどう歯科では、消毒・滅菌には常に力を入れておりますし、コップ、エプロン、手袋やマスクのディスポ(使い捨て)製品の使用、タービンをはじめ器具・器材の滅菌は以前から行っています。見えない部分ですがご安心ください。
きょうどう歯科では代々木、新八柱、船橋、大袋の全診療所で、歯周病の治療、歯周組織再生治療に特に力を入れています。このような時こそ、私たちは口腔の健康を守るところから、みなさんの健康に貢献したいと思っています。
ウイルスとの長い戦いがしばらくは続くと思います。一時期の収束に油断することなく、第2波、第3波に備えるためにも協力していきましょう。
2020年5月
労働者協同組合きょうどう歯科
理事長 藤野 健正